近年、クラシックのレコードは根強い人気があります。アナログ全盛期に人気があったため、流通量も多く、貴重なものから価値のつかないものまで、まさに玉石混交です。そんなクラシックレコードの中で、高価買取が期待できるポイントの一つである「オリジナル盤」について解説します。

どんなクラシックレコードが高価買取になるの?
主に輸入盤が人気で、中でも「オリジナル盤」は高価買取が期待できます。
「オリジナル盤」とは、最初にプレスされた原盤のことです。
例えば、英国DECCAレーベルの場合、英国で最初にプレスされたレコードを指します。一方、日本でプレスされたレコードはオリジナル盤とは呼ばれません。人気作品は何度もプレスされ、セカンドプレス、サードプレスと呼ばれ、基本的に価値が下がる傾向にあります。
どうやって「オリジナル盤」を見分けるの?
レコードのラベル、ジャケット、型番などの情報から判断します。ただし、レーベルごとに異なるため、ある程度の知識が必要です。しかし、知識がない方が一から調べるのは大変ですので、ネットを活用しましょう。「(レーベル名) オリジナル盤 判別方法」などで検索すると、有名レーベルのオリジナル盤の見分け方を解説したサイトがヒットします。見分けるポイントを確認し、レーベルごとに照らし合わせていきます。
DECCAレーベルのオリジナル盤の一例
作品番号SXL2001番、ケネス / チャイコフスキー:1812 UKオリジナル盤の見分け方は以下の通りです。
- オリジナル盤のラベルはED1(ラベル左上に「ORIGINAL RECORDING BY」と記載)
- ジャケットはBLUE BACK BORDER(解説文が青色の枠で囲まれている)


注意をしなければいけないポイントは、製作された時期によって上記の条件も変わってくることです。例えば作品番号SXL6300番の条件だとラベルは「MADE IN ENGLAND BY」(通称ED2)、ジャケットはBLUE BACK BORDERは存在しておらず白黒になります。このように同じレーベルであっても作品番号ごとにオリジナル盤の条件を把握し、照らし合わせていかなければなりません。当時の発売時期を調べ慎重に照らし合わせる必要があります。

なぜ「オリジナル盤」は高額になるの?
オリジナル盤が高額になる理由は、以下の2つです。
- 希少性
- 音質の評価の高さ
レコードはプレスごとに音が異なり、一般的に初版が最も良い音とされています。これは、プレスを重ねることで元のテープの劣化や製造過程の変化によって音質が変化してしまうためです。そのため、オリジナル盤には人気が集中し、高額なものが多くなります。
特に高価買取が期待できるレコードは?
1. 人気の楽曲
クラシックは、交響曲、声楽、オペラ、バロック、現代音楽など多様な演奏形態がありますが、マニアックな楽曲より有名作曲家の楽曲を誰が演奏するかが重要になります。
- ベートーヴェン
- モーツァルト
- シューベルト
- ブラームス
- チャイコフスキー
- ショパン
2. 人気のレーベル
人気のレーベルには、優れた演奏家が揃い、録音やプレスの品質も高いため、高評価のレコードが多く存在します。
- イギリス:DECCA、HMV、COLUMBIA
- オランダ:PHILIPS
- ドイツ:GRAMOPHONE(現在のDGG)
- フランス:VSM
3. 流通量の少なさ
1950年代半ば〜1960年代は、レコードの普及が進んでおらず流通量が少ないため、この時期のレコードは高額になりやすいです。特にステレオ盤(STEREO)は高額になりやすいです。
まとめ
いかがでしたか?クラシックレコードは歴史が長く、専門性が高いジャンルです。今回述べた「オリジナル盤」だけでなく、輸入盤や国内盤の希少タイトルでも高額になるケースは多々あります。
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